一般

NSW州の保育所、連邦の業界標準以下

【シドニー3日AAP】   NSW州の何百もの保育施設では、連邦政府が新たに導入した厳しい業界標準の準拠に苦心しており、一部の施設では3年以内に閉鎖に追い込まれる恐れのあることが明らかとなった。

シドニーの日曜新聞『サン・ヘラルド』紙によると、NSW州が新標準の下で州の定員を満たすには、2014年までに6,000人近くの保育員の資格を向上させ、さらに大学で専門教育を受けた保育士を新たに2,000人採用する必要がある。しかし現状では、有資格者の深刻な不足から、同州の多くの保育施設は有資格者なしで運営されている。

NSW州地域サービス省の広報官は、研修資格規定を満たすことのできない事業者は、営業許可の一時停止や施設の閉鎖、あるいは起訴の対象となる可能性があると述べた。

現在オーストラリア全体では、3万人近くの保育従事者の資格を向上させる必要があるとされている。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら