【シドニー3日AAP】 妊娠性糖尿病にはビタミンD不足が非常に深く関係しているため、妊婦である女性はすべて検査を受けるべきであるという研究結果が発表された。
シドニーのウエストミード病院妊娠性糖尿病クリニックで検査を行ったところ、妊娠中の女性147人のうち41%が極度のビタミンD不足であるということが分かった。同病院とシドニーガーバンインスティチュートの合同研究チームによると、妊婦のビタミンD不足には糖尿病以外の懸念もあるという。「ビタミンDを補うことで胎児の「くる病」と骨の合併症を減少させる効果がある。また、母と子の低ビタミンD度は一致することも解明されている。オーストラリアの児童に「くる病」が再増加している現在、妊娠性糖尿病を疾患している妊婦はビタミンDのレベルを調べ、もし低度であれば治療するよう薦めたい」と語った。
この研究結果は、4日にメディカルジャーナル・オブ・オーストラリア誌に掲載される。