【メルボルン3日AAP】 若者の喫煙防止の促進に、ソーシャルメディアが強力な武器となりそうだ。
クイーンエリザベス病院、南オーストラリア大学、およびブリスベン王立子供病院が、若者の喫煙防止についてそれぞれ研究を行い、その成果をパースでの会合で発表した。研究結果によると、広告看板やラジオなどのマスメディアの若者に対する影響力がなくなりつつあり、一方でオンラインのコミュニケーションを利用した喫煙防止の有効性が高まっているという。
フェイスブックなどのソーシャルメディア内では、ユーザが自分自身を嫌煙家であるとタグ付けし、さらに喫煙家とは付き合わないといった宣言をすることができる。研究では、このような形で若者の喫煙に対して、学校やコミュニティ内の仲間から大きな圧力があることが明らかとなった。
フェイスブックの他、マイスペースやツイッターなどのコミュニケーションツールは、今後さらに若者に影響を与えそうだという。