【キャンベラ4日AAP】 カンタス航空は、炭素税のコストを旅客に負担転嫁するということを明らかにした。
同社のジョイス最高経営責任者によると、1トン当たり20ドルから30ドルという炭素価格は、同社にとって年間推定1億ドルの負担となり、国内線の乗客には6ドル程度になるという。「税負担を100%消化することは不可能だ。原油価格高騰の影響で航空会社は炭素税を賄う十分な利益を得ていない」と語った。
ジョイス氏は政府の新税導入に対して理解を示しながらも、確実な価格設定が重要であると述べた。さらに、この税制から得た歳入は、炭素排出量を削減するための技術開発に当てられるべきだと語った。
ギラード首相は2012年7月に炭素の固定価格を導入したい意向だが、連邦政府ではまだ決議されていない。