文化・芸能

先住民の食文化を参考 SAのシェフ受賞

【アデレード25日AAP】  SA州アデレードに拠点を置くシェフのジョック・ゾンフリロ氏がこのほど、バスク・カリナリー・センターが主催する、バスク・カリナリー・ワールド・プライズで国際賞を受賞したことが分かった。同センターは、バスク地方の文化と料理の関係考察を行っている。

 

ゾンフリロ氏は、アデレードの「オラナ・レストラン」のヘッドシェフを務め、オーストラリアの先住民コミュニティで食されるライベリー、デザートライム、カカドゥプラムなどを使った料理で知られる。同氏は「オーストラリアの食文化から、先住民を締め出すことは容認できない」と述べた。

 

また、バスク・カリナリー・ワールド・プライズは、シェフとしての仕事を通じ社会に貢献したシェフに贈られ、プロジェクト費用として約16万ドルの賞金が授与される。ゾンフリロ氏は、先住民の人たちから学んだのは「自分が受け取ったものより多くを返すこと」と話した。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら