【キャンベラ11日AAP】 ガソリン価格が30ヶ月ぶりの高騰を記録しており、ドライバーには痛手となっているが、この状況は4月末まで続く見込みだ。
Commsecエコノミストのセバスチアン氏によると、中東と北アフリカ情勢の影響で、4月後半期のガソリン価格は1リットル当り最高5セントの高値となっている。オーストラリアガソリン委員会(AIP)のデータでは、4月10日までに1リットル当り0.3セント上がり、143.9セントとなる。都市部では1リットル当り0.5セント上がり143.5セント、地方では144.8セントとなっている。
同氏は、「残念ながらこの先2週間は価格が下がる見込みはない。過去2週間、シンガポールでは1バレル当り8USドルで、32ヶ月ぶりの高騰を更新している。オーストラリアドルは週末に105.80USドルという29年ぶりの高値を記録した。オーストラリアのドライバーにとって強い豪ドルは有利だが、ガソリンの高騰は痛手となる」と語った。