【メルボルン14日AAP】 自動車大手のトヨタ・オーストラリアは、東日本で先月発生した地震・津波の影響を受け、メルボルン西部にあるアルトナ工場の稼働時間を一時的に5割削減することを発表した。来月9日から開始される。
同工場では、カムリ、ハイブリッド・カムリやオリオンといった車種が生産されており、3300人のスタッフが勤務する。発表によると、工場の稼働時間を一時的に5割削減し、スタッフの給与を規定額から75%にまで引き下げる。
トヨタ側は、地震・津波の影響による今回の短期的措置は必要なものであり、できるだけ早く工場の稼働時間を100%に戻したいとした。
一方、米自動車大手のフォード・モーターも、大型車の販売が伸び悩んでいることを受け、製造台数の減産を決めたことから、VIC州にある2工場において240人の人員削減を行うことを発表している。