【シドニー26日AAP】 皆既月食で月が赤く見える「ブラッドムーン」現象が、オーストラリアでも28日未明に観察出来そうだ。月は地球の影に少しずつ隠れた後、約1時間半をかけて赤く光る月の様子が楽しめるほか、今回は今世紀中に見られる月食の中で最も長く続くという。
オーストラリアでは東部州で午前4時ごろ、西部州では午前2時ごろから始まり、東部州では地球、月、太陽が完全に並ぶ午前5時30分ごろに最大のブラッドムーンが見られるという。また、見える場所が限られる皆既日食と異なり、月食は気象条件が良く視界が遮られない場所であれば、国内どこからでも見ることが出来る。
気象局のストロック氏は、国内のほぼ全域で月食を観察できるとする一方、WA州、NSW州、VIC州では午前5時~6時にかけて、月が雲に覆われて見えにくい場所もあると予想している。