【メルボルン27日AAP】 VIC州の州民が、前会計年度にスロットマシンを使ったギャンブルで約27億ドルを使っていたことが、同州ギャンブル・アルコール規制委員会による調査で明らかになった。前年会計年度から3.29%の上昇となっている。
ギャンブル改革同盟は調査結果について、過去10年間で見ると、1年当たりの増加率としては最大と指摘。昨年11月にVIC州議会でスロットマシンの登録ライセンスを2042年まで延長する法案が通過したことが原因だとしている。
ギャンブル改革同盟のティム・コステロ広報担当は、法案が通過した後、ギャンブル業界はさらにスロットマシンへの投資を増やし、マーケティングや得意客を対象としたキャンペーンを展開しており、これが州民によるギャンブル支出の増加の背景との見方を示した。