【シドニー17日AAP】 ING Directの最新の4半期におけるウェルビーイング・インデックスによると、オーストラリアの家計支出は過去12ヶ月で7.5%上昇し、インフレ率2.7%の2倍以上の数値を示した。
ING Directの最高経営責任者コッホ氏は、「政府は、各世帯に公式な統計が示すよりも大きな経済的プレッシャーがかかっているということを認識すべきだ。住宅ローン、食料やガソリンなどのあらゆる日々のコストに対して大きなプレッシャーがかかっている」と語った。
インデックスは、ギャラクシーリサーチ社が1033世帯に対しオンラインで行ったもので、日々の支払いについて非常に厳しい状況だと答えた世帯では、家計支出が過去6ヶ月で9%も増えたという。さらに洪水やサイクロンの被害を受けたQLD州では、過去12ヶ月で8.3%の上昇と最大値を示した。NSW州では6.3%であった。
コッホ氏によると、家計支出の上昇がある一方、雇用確保と失業率は安定しており、長期間においては状況改善につながるという。