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亡命希望者、屋根から下りる意思表明

【シドニー23日AAP】   シドニーのビラウッド移民勾留所では、20日に発生した放火を伴う暴動以来、3人の亡命希望者が屋根の上で抗議を続けている。しかし難民支援団体によると、この3人は、屋根から下りたいという意思を示したという。

ソーシャル・ジャスティス・ネットワークのジャマル・ダウド氏は23日、疲労の激しい数日間を経験した今、3人の勾留者は今後の成り行きに思いをめぐらしていると述べた。また、勾留者らが「オーストラリアに受け入れられないのなら、別の国に送還して欲しい」と望んでおり、国連の難民担当官との会合を希望していると語った。

一方、スワン連邦首相代行は同日、別の難民支援団体がアンザック・デーである25日に勾留所の外で集会の開催を予定していることについて非難し、暴動参加者の行動は弁護できるものではなく、同集会は適性を欠いていると述べた。また同氏は、警察が屋根に残る抗議者に食料を与えない決定をしたとの問題に関しては発言を避けながらも、抗議者の撤去のためには関係当局が責任あるすべての手順を踏むべきだと語った。

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