【シドニー1日AAP】 NSW州では多くの地域で7月の降水量が2002年以来の低い水準となったほか、月間の降水量が平均降水量を7か月連続で下回ったことが、気象局による最新の報告で明らかになった。
気象局によると1月~7月までの期間は、1965年以来で最も降水量が少なく、NSW州内の99%の場所が正式に干ばつの状態となっており、農業経営者たちにとっては厳しい状況が続いている。一方、同時期の日中の気温を見ると、こちらは最高水準となった。
ただ、NSW州北部のカジノ(Casino)では29日に27.8度と最高を記録した一方、ペリシャー・バレーでは22日に夜半の気温が氷点下12.1度と、こちらは最低気温を記録している。NSW州政府は今週、干ばつの緩和策として5億ドルの資金援助を決めている。