国際

ギラード首相、エリザベス女王に謁見

【ロンドン29日AAP】   英国のエリザベス女王は29日、孫のウィリアム王子の結婚披露宴の後で、オーストラリアのギラード首相と個別会談を行った。同首相は共和制支持で知られる。

バッキンガム宮殿での昼食会の最中に行われたこの一対一の会談の詳細は公式発表されていないが、首相官邸側が確認したところによると、両者は今年予定されている女王のオーストラリア訪問について協議した模様。また女王は、震災した日本を訪問したばかりの同首相から、北アジア訪問の感想を聞くのに熱心であったとされる。

ギラード首相がエリザベス女王に謁見するのは今回が初めて。また前日には、英国のキャメロン首相とチャールズ皇太子にも会った。

共和制支持者のギラード首相はこれまでに、1999年11月に実施された国民投票で共和制案が否決された後も、次回の王位継承の際に、オーストラリアは共和制への移行を再検討することを示唆している。

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