【ブリスベン3日AAP】 QLD州政府は、公立病院でのジャンクフードや砂糖を大量に使用したジュース飲料の販売を、今年末までに禁止する方針を明らかにした。深刻化する肥満問題を受けたもので、政府関連施設において健康を害するようなジャンクフードやドリンクの販売も規制するという。
QLD州のマイルズ保健相は声明を発表し、「今年末までに、公共医療機関で販売される食品や飲料について、国内基準を設置する予定」と説明。病院に設置されている自動販売機やカフェで、健康志向の商品を販売することで手本を示す意向を示した。
一方、オーストラリア・ビバレッジ・カウンシルは、QLD州民の一日当たりの接種キロジュールのうち、ソフトドリンクからの摂取量は2%以下である上、病院のカフェで購入する食品や飲み物から接種する量もほんのわずかだとして、禁止措置は「バンドエイドを貼り付けたような、一時しのぎに過ぎない」と、当局の決定を批判している。