【シドニー3日AAP】 NSW州シドニーCBDのジョージストリートで今年6月、ライトレールの工事現場付近で16歳の少女が感電した事故で、調査委員会は穴をふさぐために置かれたメタルフレームが、何らかの原因で絶縁されていないケーブルから通電し、事故につながったと結論付けた。フレームは、今年2月から通電した状態だった可能性があるという。
感電の被害にあったアナ・ラムデンさん(15)は今年6月、ジョージストリートの道路上に開いた穴を覆ったフレームの上に、靴を脱ぎ濡れた靴下を履いた状態で足を置いた際、約2分間にわたり感電した。アナさんを助けようとした2人も感電したという。
アナさんの母親は、通行人の命を守るための安全対策が適切に行われていないとして、建設業者に対する不信感をあらわにしており、「事故は防ぐことが出来たにもかかわらず起きており、大変な不始末」と強く非難した。