【キャンベラ5日AAP】 オーストラリアのビショップ外相は4日、シンガポールで日本の河野外相、米国のポンペオ国務長官と閣僚会談を行った。会談では、中国の南シナ海に及ぼす影響が主に討議された。
3閣僚は会談後の共同声明で、「緊迫を強めるような、一方的かつ強制的な行動をとることに強く反対する」と述べ、紛争地帯での高性能兵器システムの使用は避けたい考えを示した。また、南シナ海において国際法に従い、緊張を高めるような活動を阻止する行動規範が必要と提唱した。シンガポール外相によると、東南アジア諸国と中国は今週、同行動規範に関し、“記念すべき節目に達した”という。
8回目となる豪米日の会談で、3閣僚らは増加する悪質なサイバー攻撃についても懸念を示した。北朝鮮の完全非核化についても討議された。