【ブリスベン4日AAP】 今年1月、多大な被害を出したQLD州の洪水に関して、ブリスベンにあるQLD州博物館では、洪水に関連する物品の展示を来年初頭に計画しているとして、関連品の寄付を州民に呼びかけている。
これまでに集められたものは、ブリスベン西部グッドナで洪水後の清掃に用いられたショベルや、1月10日、グラントハムで28人を救出したヘリコプターの操縦士の制服など。ブライ州首相も、グラントハムが浸水した際に行われた有名な演説のメモを提供した。
同首相は、「州民の洪水での経験を語るものであれば何でもいい。それが個人にとって大きな意味を持つものであれば、多くの人々が目にしたいと思っているはず。大災害で体験したことを記録に残そうとする大事な計画だ」と話した。また博物館側は「各州民1人ずつが洪水に関する物語を持っていて、それを(展示することで)記録に残したい」としている。