【シドニー4日AAP】 3月19日にシドニー南西部ビラウッドにある移民拘留所内で発生した火災に関して、警察は4日、現場で噴霧器やベビー・オイル、キャノーラ油を使用した手製爆弾を押収したことや、火災は放火である可能性が高いことを発表した。
この件に関して、ボーエン移民相は把握していなかったとみられており、レポーターから質問を投げかけられて、「憂慮すべき問題であり、今後、調査を行っていく」と答えるにとどまった。しかし野党側はこれに納得しておらず、モリソン影の移民相は「この火災について、ボーエン氏は適切な処置を行うべきだった」と述べ、与党を非難した。
ビラウッド移民拘留所では、先月20日、最高100人の勾留者を巻き込む暴動が発生。9つの建物が焼け落ちた。警察は、この暴動に関与したとみられる22人の勾留者を聴取中。さらにこの暴動の後、3人の勾留者が、滞在ビザ申請を却下されたことに不満として、屋根の上で11日間の立てこもりを行った。