生活

アボリジニの収監率が急増

【キャンベラ5日AAP】   禁錮や懲役で収監される先住民アボリジニの数が過去10年間で50%以上も増加し、刑務所の人口全体の4分の1を占めているということが分かった。

オーストラリア保健福祉研究所の報告によると、アボリジニの収監率は、2000年にオーストラリアの成人10万人のうち1248人という割合であったが、2010年には1892人に上昇した。オーストラリアの人口の2.5%にしか満たないアボリジニが、収監人口の26%を占めていることになる。また、州別ではWA州とSA州で収監率が20倍であった。

「オーストラリア先住民の権利と和解」のナショナルディレクターのフィリップ女史は、アボリジニの収監率の急激な増加は、厳しいと州の法律や秩序政策や、政府が貧困、ホームレス、アルコール問題などの社会問題を解決できていないことなど、様々な要因があると語った。

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