【シドニー7日AAP】 オーストラリアがマレーシアとの間で亡命希望者の取引協定を結ぶことは、現連邦政府が東ティモールの移民処理センター案の失敗を認めたことだと、スコット・モリソン影の移民大臣が語った。
この二カ国間協定については、7日にギラード首相が締結の最終段階に入ったことを発表したばかり。締結が実現すると、オーストラリアに船で到着する亡命希望者800人を即刻マレーシアに送還する代わりに、オーストラリアはマレーシアから正式に認められた難民を、4年間で4,000人受け入れるという。
モリソン氏は、「たった800件の到着処理に猶予期間を設けるために、首相はマレーシアと絶望的な当座しのぎの協定を取りまとめたが、現在の到着率を考えると、更新しない限り、同協定は数ヶ月しか持ちこたえないだろう」と述べた。同氏によると、800件という数字は、亡命船12隻に相当する。