【キャンベラ9日AAP】 連邦政府は、就職活動を奨励するために長期的な失業者に対する実務経験の要件を強化する。
スワン連邦財務相は、2012年7月1日から、超長期失業者は1年のうち11ヶ月間は週2日間の職場実習を受けなければならないという予算案を発表する。現在、失業期間が2年以上に渡る超長期失業者の求職者は、1年のうち6ヶ月間職場実習を行う必要がある。職場実習には、研修、アルバイト、希望職種と関連するボランティア活動、失業手当を得るための労働などが含まれる。
ジョブサービス・オーストラリアの長期失業者の登録数は約23万人であるが、鉱山業ブームのため労働者の需要が高まっている。財務省では、今後数年間で労働市場に50万以上の仕事が注入され、現在4.9%の失業率が4.5%に減少すると予想している。
この予算案は労働者の職場参加を促進し、低所得層の低所得者のタックスオフセットを増やすことや、10代の母親がスキルを向上させ、早く職業に就くことなどを目指す。