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伝説の豪人ボクサーが死去

【キャンベラ10日AAP】   伝説のオーストラリア人ボクサーと言われたライオネル・ローズ氏が8日、死去した。享年62歳。連邦国会では10日、黙とうが行われた。

先住民系のローズ氏は1968年、当時世界バンタム級王者だった日本のファイティング原田に挑戦、判定でタイトルを奪取した。また、オーストラリア・オブ・ザ・イヤーや大英帝国勲章を受章するなど現役時代の功績が広く認められている。

ギラード連邦首相は、「活躍期間が短かったにも関わらず人々から高い評価を受け、またそれに見合う功績を残した人物は他にはいない。“ライオネル・ローズ”というスタイルを確立させた彼はすべてのオーストラリア国民から愛された」と述べ、哀悼の意を表した。また、自身も大学でタイトルを取得するほどのボクサーだったアボット野党党首も、ローズ氏は素晴らしいオーストラリア人であったと話した。

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