【ブリスベン9日AAP】 QLD州の人権団体や医療・法律の専門家らは州政府に対し、未成年の子供の禁固刑の年齢制限を引き上げるよう要求したことが分かった。アムネスティ・インターナショナルによると、QLD州では毎年、10~13歳の子ども150人が収監されており、国内最高となっている。
年齢制限の引き上げを求めキャンペーンを行うベリンダ・ロウ氏は、「QLD州では、拘置所で若い時期を無駄にしている子どもたちが多すぎる」と述べ、低年齢で収監された子どもたちは、成人してからの再犯率が高いと指摘した。
ロウ氏はまた、14歳以下で収監された場合、この年齢で重要となる家族からのサポートやコミュニティ・サービスを受けられないとして、「サポートがなければ、子どもたちは犯罪から抜け出せなくなってしまう」と指摘した。QLD州では収監されている約7割を、先住民の子どもが占めている。