【ブリスベン16日AAP】 QLD州の圧倒的大多数の親が学校での性教育に賛成していることが、同州の非営利団体「「ファミリー・プランニング・クイーンズランド」(FPQ)の調査で分かった。
FPQの教育・コミュニティサービス部門のセシリア・ゴア部長は、学校は親からの反発を恐れ、性教育や人間関係についての教育を行わない決断を下す場合があまりにも多すぎると述べた。しかし、今回の調査結果で91%の親が学校での性教育に賛成していることから、「賛成意見を受け入れてもらうには、性教育や人間関係についての教育がどれだけ大切かを、親が我が子の通う学校に個人的に知らせることが大切」だと語った。また、「性教育や人間関係教育が学校で行われないと、子どもは性的虐待や望まない妊娠、性行為感染症のリスクにさらされる」とも述べた。
調査ではまた、性教育や人間関係教育への高い支持率は、母親と父親の両方にみられる傾向であり、さらに、親が英語以外の言語を話すかどうかや、障害者の子どもがいるかどうかには関係ないことも分かった。