【メルボルン10日AAP】 一日大荒れの天候に見舞われたVIC州で10日、強風によって倒れた高さ100メートルの木がリリーデールのウォーバートン・ハイウェイを通行中だった車に直撃し、車を運転していた33歳の男性が死亡したことが分かった。
VIC州の緊急サービスによると10日昼頃までの24時間で、助けを求める電話が320件寄せられ、そのうち235件は木が倒れたため、73件は建物の破壊、5件の洪水、3件の救助支援などだったという。また、約5,200世帯が停電となった。
気象局はVIC州のほぼ全域に悪天候警報を発令し、注意を呼びかけた。また、同州西部のマウント・ウィリアムで最大風速111キロメートルを記録。さらにその後、同地域では最大風力が125メートルに達すると予想されている。
気象局のシニア予報士であるスティーブン・マギボニー氏によると、大荒れの天候は10日遅くから、少しずつ回復するとの見通しを示している。