【キャンベラ10日AAP】 国内の州・準州のエネルギー相は10日、消費者が契約する電力会社を変更する際、これをより速やかに行えるようにするための提言を承認したことが分かった。オーストラリア自由競争・消費者委員会(ACCC)は、消費者に有利な契約を結ばせるよう、電力会社に要請している。
ACCCは先月、電力小売り大手に対し、電力価格を規制するための56項目の提案を行っており、州・準州のエネルギー相は10日に行われた会議で、このうち16項目の提案について承認することを確認した。
この他、州・準州のエネルギー相が承認した提案には、電力会社が消費者に対し契約終了を迎える前に必要な情報すべてを提供すること、電力会社に対する罰則の厳格化を早期に実現すること、オーストラリア・エネルギー規制機関(AER)の権限の拡大などが含まれている。