【メルボルン22日AAP】 組織的な暴力犯罪を調査するために設置されたVIC州警察の機動部隊が、オーストラリア版の暴走族であるバイキー(bikie)を重点的に取り締まるように刷新された。
「エコー・タスクフォース」と呼ばれる同部隊は元々、民族ごとの様々な犯罪組織を取り締まるために昨年導入された。しかし今回の刷新により、ナイトクラブ、保安警備、麻薬密売、売春に関与している無法者のバイク集団を集中的に調査することになった。
同部隊の陣頭指揮を執るクリス・マレー調査官代理は、テロ対策部隊で幹部捜査官として6年間務めた経歴の持ち主。同代理は、バイキーがかかわる問題なら、重罪から交通取締りまですべてを調査するつもりだと述べた。また、「恐喝、強要、脅迫も厳重に取り締まる」とその意気込みを語った。