【キャンベラ13日AAP】 国内の大学生向けの奨学金、高等教育費負担制度(HECS)の返済開始変更が上院を通過した。
返済は年収4万5,000ドルに達した時点で開始となる。現行の年収5万5,000ドルから1万ドル引き下げられた。借入上限は10万4,440ドルに、医学や歯学、獣医学コースでは15万ドルに設定された。一定額の返済後に複数回借入できる。
野党労働党とグリーンズ(緑の党)は、返済開始時期の変更に反対した。保守連合国民党のスティーブ・マーティン上院議員も反対側についたが、34対33で政府案が可決された。
連邦のバーミンガム教育相は、「奨学金制度の貸付残高は500憶ドルを上回る。長期的に実行可能にするためには変更が必要だ」と説明した。