【パース22日AAP】 10月にパースで開催される英連邦首脳会議(CHOGM)で、英国のエリザベス女王が訪問するに当たり、WA州政府が40万ドル以上の費用をかけて政府官邸にエレベーターを建設することに批判の声が上がっている。
WA州政府によると、ゲストルームや総督のプライベートスイートが官邸の2階にあるため、44万5000ドルを投入して障害者用エレベーターを設置する。エレベーターのほか、車道や前庭に20万1000ドルの費用をかけて改装が行われるという。
野党の広報担当は、このような多額の設置資金は、高齢者がより定期的に使用する場所に費やされるべきだと批判している。
一方、WA州ではCHOGMに先立ち、ホスピタリティ業界におけるサービス水準の向上も推進している。オーストラリア・ホテル協会のウッズWA州事務局長によると、サービスレベルを向上させるため、オンライントレーニングプログラムを実施する予定。「これはパースのホスピタリティの水準が低いからという理由ではなく、顧客サービスを向上させるための継続的かつ長期的な取り組みの一環である」と語った。