【シドニー23日AAP】 NSW州およびQLD州政府が所有する配電施設では、VIC州の私営施設のほぼ2倍の料金を請求しているということが報告された。
オーストラリア・エネルギーユーザー協会(EUAA)の委託を受けた報告書によると、政府所有の電力供給施設は消費者を犠牲にし、州政府に多大な利益をもたらしていると主張している。またVIC州やSA州の私営施設と比べ、政府所有の施設ではより頻繁、かつ長時間の停電が起こっているにもかかわらず、両施設の料金格差は拡大傾向にあるという。
EUAAの報告書は、NSW州やQLD州の配電施設では人員削減などのコスト削減を避ける傾向があるため無駄な支出を出していると批判した上で、施設の民営化や規制改革を推奨している。