【キャンベラ24日AAP】 アフガニスタンで、オーストラリア兵士を巻き込む爆弾爆発と銃撃戦があり、兵士の1人が死亡、5人が負傷した。国防軍のアフガニスタン派兵開始以降、犠牲者はこれで24人目となった。
23日夜(豪時間)、アフガニスタンで道路脇爆弾が爆発。VIC州出身のウッド軍曹(32)が死亡したほか、1人が重体、もう1人が重傷で現在も同国内の医療施設にて治療を受けている。その数時間前、現地にいるテロリストのメンバーとの銃撃戦でオーストラリア兵3人が負傷した。彼らは24日にも病院を退院するとみられている。
犠牲となったウッド軍曹はイラクや東ティモール派兵を経験した後、アフガニスタンに駐屯。3度目となる今回のアフガニスタン派遣は今年3月から開始したものだった。ヒューストン国防軍司令官は同軍曹について、同僚から人気があり尊敬される人物だったとし、遺族に対してできる限りの支援を提供したいと話した。
スミス国防相によると、アフガニスタンやパキスタンでは連合軍によって追い詰められたテロリストによる自殺爆弾テロが多発している。また、現地ではこれから夏に入り“戦闘の季節”を迎えているという。