【メルボルン15日AAP】 運輸労組(TWU)は、VIC州メルボルンで16日に予定していたバスのストライキを中止すると発表した。VIC州のパラス財務相とアラン公共交通相が14日にTWUと会談し、新たな賃金の提示があったことから、土壇場でストライキの中止を決めたとみられる。
TWUは当初、4%の賃金引上げと1%の退職年金の増加を要求していたが、交渉の際に新たに提示された賃金については、詳細は明らかにされていない。組合は「TWUが組合員に代わって要求していた引上げ範囲内で、交換条件などはない」と説明した。
フェダ交通公共相広報担当は、「関係者たちすべてが交渉のテーブルに戻り、議論の末に良い結論を出せたことを大変嬉しく思う」と述べた。ストライキはメルボルン市内のほか、ジーロングやバララット路線で予定されていた。