【キャンベラ15日AAP】 連邦政府は、今年6月までの3か月間で賃金の上昇率が時間給にして0.6%、過去1年間では2.1%上昇と、2014年以来の最高水準を記録したことを受け、今後3年間も賃金は上昇を続けるとの見方を示したことが分かった。
一方、野党労働党のプリバセク副党首は、労働者個人より大企業を対象とした法人税減税を進めようとしていることが、賃金成長を妨げていると反論。「政府は、大企業のマージンを増やすことより、国民の生活にもっと焦点を当てるべき」と述べた。
オーストラリア政府統計局(ABS)によると、民間セクターでは6月までの四半期で労働者の賃金は0.5%増、過去1年では2%増だった。