【ブリスベン26日AAP】 港湾業大手パトリック社の賃上げ紛争の一環として全国の港湾でストライキが行われている件で、ブリスベンでは牛肉が日本へ輸出できなくなれば牛肉業者が大損害を被る可能性が出てきている。
ブリスベンの港湾からは2週間ごとに日本に向けて牛肉が輸出されていて、現在も13万キロの牛肉が船への積荷待ちの状態にあるという。ある牛肉業者は「14日以上冷凍庫で保存された牛肉を日本側が購入することはないだろう。日本へ輸出できなければ国内市場で処理するしかないが、牛の胸肉や骨の部分は国内では人気がないため安い値段で取引するしかない」と話し、この問題は事業収益に大きく影響を及ぼすと述べた。