【メルボルン27日AAP】 メルボルンの妊娠中絶医院で49人の女性患者にC型肝炎を感染させた疑いで、ホーソーン在住の麻酔医(61)が起訴された。2008~09年に蔓延した肝炎に関連し、同医師は160件以上の嫌疑を受けている。
ビクトリア州のジョン・カーニー医療長官は今月初め、この麻酔医が勤めていたクロイドン・デー・サージェリーで手術を受けた49人の女性が、麻酔医と同系列のC型肝炎に感染していることを確認した。
2006~09年に麻酔医が合計4ヵ所の医院で診察した4312人の患者を検査した結果、49人に感染が認められたが、その全員がクロイドン・デー・サージェリーの患者であった。一方、他の医院の患者の中に、麻酔医と同系列のC型肝炎に感染している者はひとりもいなかった。
感染した患者49人は現在、麻酔医に対して集団訴訟を計画中。