【シドニー27日AAP】 シドニー西部のカブラマタ駅で26日夜、口論中の若者のひとりが走行中の電車にぶつかり、意識不明の重体だ。
メリーランズ在住の少年(18)は同日午後7時10分ごろ(豪東部標準時)、青年(19)と口論となって取っ組み合いをしている最中に、シティ行きの通過電車の後部車両の側面に頭をぶつけ、プラットフォームに激しく投げ飛ばされた。そのまま現場で意識不明となった少年はリバプール病院に搬送されたが、今でも極めて深刻な容体が続いており、意識が戻らないかもしれないという。一方、相手の青年は軽症で済んだが、同日に乱闘と暴行の罪で起訴された。来月17日にリバプール簡易裁判所に出頭するまで条件付きで保釈中。
警察によると、ふたりはこれまでも何度か互いにけんかになった経歴があるが、ギャングが関与した事件だとはみていない。また警察は、25日夜に争いの末に死者が出たバンクスタウン駅での事件との関連も否定している。