【シドニー17日AAP】 オーストラリア国内では、例年にない少雨で干ばつ状態が続いており、農家では気象局からの予報を頼りにしているが、ここに来て気象局による予報はほとんど当たらないと、不満を募らせる人が増加しているようだ。
NSW州のエミュー・スワンプで牧畜農家を営むクリス・ブラント氏は、予報が外れると「鋭気をくじかれる」と述べ、あまりに予報が当たらない状況について「気象局がどのように予報しても、反対の天気になると感じるようになった」と話した。
また、農家のなかには気象局の予報よりも、動物や昆虫たちの習性を観察したほうが確実に雨を予想できるという人たちもおり、ブルドッグアリが土を高く盛り上げて巣を作ったり、モモイロインコが電線から逆さまにぶら下がると大雨が降るなど、諸説飛び交う状況となっている。