【シドニー17日AAP】 NSW州の南部沿岸で山火事の消火活動に当たっていたヘリコプターが17日午後2時頃に墜落し、操縦していた男性一人の死亡が確認されたことが分かった。NSW州地方消火サービス(RFS)は、ヘリコプターが墜落した際、ヘリコプターがマウント・キッドマンで発生した山火事の消火活動を行っていたことを明らかにした。
RFSによると、墜落したヘリコプターを所有するシドニー・ヘリコプターズは、国内各所にヘリコプターを出動させており、ウェブサイトでは“何百時間にも上る”空中からの消火活動を行った経験を持つと紹介している。
NSW州のグラント緊急サービス相は、今回の事故を悲劇的な事故だとして、亡くなったパイロットの遺族に哀悼の意を表した。また、RFSは事故を受けて空中からの消火活動をすべて中止している。今回の事故現場では、消火活動中のヘリコプターが5年前にも同様に墜落し、操縦士が死亡している。