【シドニー30日AAP】 シドニー西部の住宅で起こった火災で、救出された4歳の男児は母親が上の子供2人を学校に送りに行っている約15分の間1人で留守番をしていたことが分かった。
午前9時頃、母親がアニメを見ていた男児を残し、約1キロ先のサウス・グランビルの学校へ男児の兄2人を送りに出た後出火。向かいの家に住む隣人が煙から逃れてサンルームにいた幼児を救出した。警察と消防が到着した時、家に戻った母親と隣人が男児に付き添っていたが、すでに意識不明だった。男児はその後病院へ搬送された。
警察は、「隣人の迅速かつ勇敢な行動がなかったら、事態は全く変わっていただろう。小さな子供はいかなる場合も1人で家に残されるべきではない。何が起こるか分からないのだから」と警告している。
警察では、火は消し止められるまで約10分間燃えていたと推定し検証している。またNSW州コミュニティサービスでは母親の行動についても調査するという。