【キャンベラ21日AAP】 与党自由党内で党首交代を求める動議が出され、党首選でターンブル連邦首相がダットン移民相に勝利した。48対35は圧勝とは言い難い結果となった。
提案する新エネルギー政策National Energy Guarantee(NEG)に関する自党内の不満が高まったことを受けて21日午前9時過ぎ、ターンブル首相は党首選を発表。敗れたダットン氏は閣僚を辞任した。党首選に反対したビショップ外相は、副党首を続ける。
党首選前にパイン防衛産業相は、「ダットン氏はターンブル氏を全面的に支持すると言った」と話している。ダットン氏はこの後2時間経たないうちにターンブル氏に挑戦した。
ローンディ小規模事業相は「党首交代は選挙で有権者の信頼を失う」と話し、警告していた。与党保守連合は野党労働党に対し、38回連続で支持率が下回っている。一方、ターンブル首相は依然としてショーテン野党党首よりも「連邦首相としてふさわしい」との意見が多い。