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スイス人が渋滞のトンネルでスケボ

【メルボルン2日AAP】   2日、メルボルンを走るトンネル内にスイス人の男性旅行者がスケートボードで侵入。ちょうど朝の通勤ラッシュだったため交通に混乱が生じた。逮捕されたこの男は警察に対し「だって“スケートボードをするな”という標識はどこにもなかったから・・・」と言ったという。

スイス人のドミニク・エメネガー被告(21)は2日午前7時半ごろ、バーンレー・トンネル内の通行止めになっていた車線でスケートボードをし始めた。しかし途中で転んだためにトンネル内を出口に向かって歩き出した。通過する車両は彼をよけようとして急ハンドルを切らなければならなかった。同被告はその後、通勤途中の消防士に拾われトンネル外に出た。

同被告はラジオのインタビューで次のように述べた。「スイスではほとんどのトンネルに“スケートボード・自転車禁止”の標識がある。閉鎖されていた車線を見て、“僕だけのものだ。何をしても良い”と思った。馬鹿なことをしたと後悔している」と話した。

2日午後にメルボルン簡易裁判所で開かれた裁判で、検察側は、被告はトンネルに侵入する際にイヤホンを着けロックバンドAC/DCの曲を聞きながら最高速度で走行しようとしたと述べた。パスポートを一時はく奪された被告は保釈され、スイスへの帰国が認められるかの判決を14日に受ける。

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