一般

トラック運転手死亡率 他職種の13倍

【メルボルン21日AAP】   メルボルンのモナシュ大学が行った調査の結果、トラック運転手は他の職種と比べて勤務中の死亡率が13倍高かった。国内の男性の職種としてトラック運転手は最も一般的。

調査は2004年から2015年にかけて出された賠償請求12万件以上を対象に行った。仕事関連の死亡請求は、12年間で年45件に相当する545件に上った。最も多いけがは筋骨格障害で、全体の60%近くを占める。賠償請求を行った運転手の平均年齢は44.5歳。さらに、トラック運転手は他の年齢層よりも神経学的疾患にかかる危険が非常に高かった。雑音環境に長時間さらされることによる、騒音性難聴が考えられる。

運輸労組(TWU)は、「運転手らは常にプレッシャーを受けており、事故につながっている」と声明を発表した。低価格の契約が運転手を危険な圧力をかけているとして、TWUは連邦政府に対応を呼び掛けた。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら