【シドニー21日AAP】 国内主要都市のガソリン価格が過去4年近くで最高値となった。
オーストラリア競争消費者委員会(ACCC)によると、無鉛ガソリン価格は昨年の同時期に比べ12%増。国内主要都市の平均価格は1リットル当たり1ドル45セントだった。小売価格の国内最高は、ブリスベンの1ドル48セント。
国際的な原油および石油精製価格の上昇が原因とされる。また、2016年に石油輸出国機構(OPEC)が原油生産の削減に合意したことから、この影響が世界中で出始めているもよう。米国のイランに向けた制裁強化、中東での紛争拡大の恐れ、ベネズエラの政治危機などを理由に石油供給に対する国際的な懸念も高まっている。さらに、オーストラリアドルの安値も価格上昇に貢献したようだ。