【キャンベラ22日AAP】 国内の建設工事の割合は今年6月までの3か月間で、前期比1.6%増となったことが、豪政府統計局(ABS)による最新の統計で明らかになった。住宅の建設が同3.1%増だった一方、住宅以外の建設は同1.3%と微増だった。
四半期では増加を示した国内の建設工事だが、前年同期比では0.1%減となった。コムセックのエコノミストは、「人口が堅調に増加していることに加え、政府の拠出が、建設事業の支えとなっている巨大なパイプラインを支えている」と分析した。
地域別では、SA州が建設工事の割合が前期比10.4%増と国内で最大の伸びを示した一方、NT準州では同12.5%減と、最も大幅に建設工事の割合が後退している。