【シドニー5日AAP】 フェイスブックなどのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の各種サイトが原因で、精神的不安を抱き、治療を受けている年齢層が、8歳児にまで若年化していることが明らかになった。
ニューズ・リミテッド系各紙が伝えるところによると、SNSサイト上の投稿記事に起因する精神的苦痛に対する治療を必要とする子どもの数が増え続けていると、心理学者はみているという。
臨床心理士のダリル・クロス氏は、精神的不安はこれまでも長年存在してきた衰弱性疾患であるが、現代社会では、これに苦しむ十代の若者たちを増加させる原因が増えていると述べた。また同氏は、「自分についてフェイスブックのウォールに何が書き込まれているかを確かめるために、急いで帰宅する多くの子どもを知っている」とし、子どもが自分のアイデンティティの判断や、社会からどう見られているかという考えを形成するために、SNSサイトを利用していると語った。