【シドニー23日AAP】 アフリカ系アメリカ人のピーター・ダットン氏(30)はここ数日、これまでに受け取ったことのない多数のメッセージをツイッター上で受け取り、困惑しているという。連邦のダットン前内務省がターンブル首相に造反したことを受け、支持や非難の声が海を渡り、同姓同名のダットン氏の元に届いているようだ。
ダットン氏は23日午前、「オーストラリアの人たちは、ツイッター上のプロフィールをきちんと見て、私が30歳の黒人男性であることを知って欲しい」と新しいメッセージをツイートした。すると「私の票をあなたに!ただ、当選した場合は国籍にご用心」や、「この人を次期首相に!」など、新たなメッセージが次々と寄せられているようだ。
ダットン氏はAAPへの取材に対し、新しく手に入れた名声を楽しんでおり、メッセージを寄せた多くの人は自分が本物のダットン氏ではないと分かるとますます面白がってくれると話した。ただ、最新のツイートでは「荷造りしてるよ!」と発信したといい、「これで私がオーストラリアの次期首相の最有力候補となるのは間違いないね」と話した。