【シドニー6日AAP】 日本で最近起こった牛肉のO157感染問題で、オーストラリアの食肉業界はオーストラリア産の牛肉が関連していないことを確認した。
5月6日、富山県の韓国スタイルの焼肉屋「牛角高岡店」で食事をした20人が食中毒になり、その内15人からO157が検出された。この件で、同チェーンを運営するレインズインターナショナルは当初オーストラリア産の牛肉に感染の疑いをかけていた。
オーストラリア肉および家畜協会(Meat and Livestock Australia)は、富山県衛生局からの報告を受け、オーストラリア産牛肉が発生源ではなかったことを発表した。同協会担当者は、「オーストラリア産牛肉は、長い間日本の貿易と消費者に対し、安全に関して強い記録を持っている。日本への輸出に当たっては、オーストラリア検疫検査サービスの獣医師の監視下で処理されており、国際的に高い衛生基準が認識されている」と語った。