【キャンベラ８日ＡＡＰ】　　　調査会社「ギャラクシー」が先月末、１０００人を対象に行った電話調査では、回答者の約７５％が「同性間の結婚は近い将来法的に認められる」と信じていることが分かった。

同性愛支援団体「オーストラリア同性愛結婚平等化団体」は今回の調査結果を受けて、時代の流れは同性愛結婚合法化に向けて流れ始めており、この流れを止められるものは何もないと述べた。

政界では、グリーンズが同性愛結婚の合法化を訴えているが、今回の調査結果を踏まえ「ギラード政権が始まってからというものこの問題は封鎖状態になっている」とし、議会で同問題について「良心に基づく投票」（Ｃｏｎｓｃｉｅｎｃｅ　Ｖｏｔｅ：議員が政党のしがらみにとらわれず自分の意見を元に投票する）を行うべきだと訴えた。

一方、キリスト教団体は「婚姻の真の意味を同性愛合法化で変えてしまうのは、子作りの概念からみればあり得ないし、国民の多くは文化的、宗教的な見解から不自然だと考えている」と述べた。また労働党に対しては、その選挙公約として同性愛結婚を認めないとする姿勢を保つべきであると主張した。