【シドニー8日AAP】 8日夜、気温9度という凍える寒さの中、毎年恒例の「シドニー映画祭」が開幕した。
映画祭の開幕を飾ったのは、アカデミー賞女優でオーストラリア人のケイト・ブランシェットの最新の映画「ハンナ」。国内で初の上映となった。会場に現れたブランシェットは、寒さのためかメディアとのインタビューを少し行った後すぐに退場した。「ハンナ」は、暗殺者として生まれてきた少女ハンナの物語で、ブランシェットはハンナを消し去ることを使命だと信じる堕落したCIAの役を演じている。
映画祭では他にも、オーストラリア映画の『眠れる美女』(原題:Sleeping Beauty)、ドキュメンタリー『ローラーボーイ』(原題:Roller Boy)などが上映される。日本からも村上春樹原作の『ノルウェイの森』を含む3作品が上映予定。映画祭の開催期間は12日間。