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ハインツ幼児食品で違反 罰金225億$

【アデレード24日AAP】  連邦裁判所は24日、食品大手ハインツが幼児食として販売した「リトル・キッズ・シュレッズ」の包装表示に、消費者の誤解を招く表現があったとして、同社に225億ドルの罰金の支払いと、消費者保護コンプライアンス・プログラムの設置を命じたことが分かった。

 

オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)はハインツに対し、1,000万ドルの罰金を科すよう求めたが、ハインツ側は40万ドルが妥当と訴えていた。先に開かれた公聴会では、ACCCの弁護士を務めるダガン氏が、罰金額は食品業界で同様な違反の再発を防ぐのに十分な額であるべきとの見解を示していた。

 

また、今年3月に行われた審理では、パッケージにフルーツと野菜の写真を載せ、さらに「シュレッズ・スナックは99%が果実と野菜で作られている」と記載されているため、健康に良いとの印象を与えているが、実際には3分の2が糖分だとして、これを1~3歳児にとっての健康食品として販売していたことは誤解を招く行為との見方をしている。

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